「通さんぞ」東京の道を狭める“極太ポール”がなくなる日 無数の擦り跡…実はもう実質不要?
極太ポール 撤去したいけど「まだ…」?その理由は
この狛江のボラードについて、拡幅事業に際しての住民説明会では、「ボラードはいつ撤去される予定か?」「ボラードを外し大型バスが通れるようにしてほしい」との要望も寄せられています。なお、この水道道路は全線を通じて路線バスが走行しますが、車体の制限のため小型バスで運行されています。
4tの制限は実質的に不要となってはいますが、「世田谷区側はいまも4tの積載制限に加え大型車の交通規制も継続しています。このため、(狛江側の)ボラードを外して大型車を通行させたとしても、現行の幅員では危険なうえ、世田谷区側への通り抜けができなくなってしまいます」(北多摩南部建設事務所)とのこと。
北多摩南部建設事務所は「ボラードの取り扱いについては、交通管理者(警察)や市などとも協議していく」としているものの、水道道路の拡幅は、世田谷区側が事業化されていないこともあり、ボラードは当面そのままの見通しのようです。
ただ現在、狛江市の施工で、東西方向の水道道路に交わる南北方向の道路整備が計画されています(調布都市計画道路3・4・16号線)。この事業が進捗し、大型車の通り抜けが可能な道路ネットワークが整備できれば、ボラードも撤去できるだろうとのことでしたが、その実現はまだまだ先の話になる模様です。
【了】
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