京急線どう変わる?「駅改良などが目白押し」2023年度設備投資計画の概要明らかに
1000形を8両1本、6両1本を増備。
神奈川新町駅の大規模改良工事に着手
京急電鉄は2023年5月10日(水)、2023年度の設備投資計画を発表しました。
設備投資の総額は約295億円で、品川駅付近や大師線の連続立体交差事業、車両の代替新造、ホームドア設置工事などを引き続き推進する方針です。
品川駅付近(泉岳寺~新馬場駅間)の連続立体交差事業では、3か所の踏切道を除却し、品川駅の地平化および2面4線化を図ります。大師線連続立体交差事業では、2019年3月に東門前駅付近~小島新田駅付近を地下区間に切り替えましたが、引き続き地上部整備工事や大師橋駅、小島新田駅の駅舎工事などを施工するとしています。
車両の代替新造は、1000形を8両編成1本、6両編成1本を予定。また、1000形の8両編成1本、4両編成2本に車体更新工事を施工します。
神奈川新町駅では大規模改良工事に着手し、エレベーターやエスカレーターを新設するほか、道路との接続歩道橋なども整備し,駅周辺と一体的な移動円滑化を図ります。
ホームドアは2023・2024年度に青物横丁駅、梅屋敷駅、六郷土手駅、八丁畷駅、生麦駅、弘明寺駅、杉田駅、金沢文庫駅、金沢八景駅に設置する予定です。また、羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線新設工事や、ホームの拡幅などを行う泉岳寺駅改良工事なども推進します。
このほか、鉄道オペレーション変革に向けた取り組みとして、駅務機器の遠隔操作とカメラ付き通話対応が可能なスマートサポートシステムを14駅に導入し、順次拡大していく方針です。
【了】
コメント