「買い物大渋滞」緩和なるか 国道357号「船橋拡幅」工事本格化 狭い"側道"3車線拡幅

橋の拡幅が2か所で進められます。

東京方面を大々的に3車線化

Large s

拡大画像

船橋市内の国道357号。拡幅工事が進行中(乗りものニュース編集部撮影)。

 千葉県船橋市の国道357号で、東京方面行きを2車線から3車線へ拡幅する事業が進行中です。

 京葉工業地域の重交通を担う国道357号ですが、2車線の区間はボトルネックになっており、順次3車線化や「立体化」が進められています。2020年には浦安市内の「舞浜立体」が完成し、隣の「塩浜立体」でも一部で橋脚が姿をあらわしています。

 その中で、船橋市内は平日ラッシュや休日の買い物客などで大混雑し、栄町交差点や若松交差点を中心に渋滞が多発しているため、3車線化で容量を増やし、渋滞の拡大防止を図ります。

 現在完成済みなのは、栄町交差点から上流部のみ。そこから先の西浦方面、手前の日の出交差点、ららぽーと船橋周辺はいずれも未完成です。反対の千葉方面の対策事業は各交差点手前の右左折レーン設置のみで、栄町・若松交差点が完了済み、日の出交差点は未完成です。

 さて、未完成部分で2023年に進む工事は、ららぽーとを超える「海老川大橋」の拡幅部の橋台、栄町交差点の先の「末広橋」の橋桁拡幅部となっています。

 国道・首都高とJR京葉線のすき間に用地が確保され、2か所の現場では5月現在、重機が搬入し準備が整えられています。末広橋は下部工を”太くする”工事が行われている最中で、歩道部に隠れて全体像は判然としませんが、予定では橋桁の作業へ移っていくとしています。

 二俣川・海神川・栄川・海老川と交差河川が連続し、そのたびに橋梁を架設する必要があるため、他のエリアよりも拡幅が厄介な区間でもあります。先を見渡すと橋梁と地上区間で道路が波打つようにアップダウンしているのが分かります。船橋市域は他エリアの国道357号とは異なり、交差点を高架橋でバイパスしていく「立体化」の計画はありません。

【了】

【画像】工事中の国道357号「船橋拡幅」ルート&工事状況

テーマ特集「【記事まとめ】高速道路、バイパス 次に開通するのはどこ?工事の進捗は?【道路計画特集】」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. ららぽーとの駐車場を潰せばよい