地震で廃車の新幹線 異色の「第二の人生」を歩んでいた!? 解体免れた活用先とは
「6両編成のH5系」何に使われる?
営業運転時にはあり得なかった「6両編成のH5系」が生まれた形ですが、今後どのような「第二の人生」を歩むのでしょうか。引き続きJR北海道に尋ねてみました。
――この6両編成のH5系は、今後何に使われるのでしょうか。
現在、どのように活用するかを検討しており、乗務員養成や検修社員養成、訓練など、社員教育用として使用する予定です。
――再び本線上で姿を見られることはあるのでしょうか。
車両基地内を低速で走行することは可能ですが、本線上の走行については、列車として必要な処置は行わないため、不可能です。
――今回、H5系が廃車となったことで、車両数が減少していますが、どのようにして運行本数を維持しているのでしょうか。
運行に影響が無いよう、必要に応じて、性能など基本的な仕様が同じであるJR東日本の「E5系」を借用しています。なお代替車両の新造予定はありません。
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旅客用の運用から外れた後も、無駄にせずしっかりと活用される新幹線車両。短くなったH5系はあくまで非走行用ですが、もしかしたら「車両基地イベント」などでお目にかかる機会があるかもしれません。
【了】
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