中国初の国産大型クルーズ船が進水 拡大するクルーズ需要が追い風 日本にも来航予定
総トン数は「飛鳥II」の倍以上。
竣工は2024年を予定
中国・上海にある造船所で2023年6月6日、同国初となる大型クルーズ船が進水しました。
建造したのは、中国船舶集団傘下の上海外高橋造船有限公司で、この進水にあたって「魔都号」と名付けられています。船体サイズは全長323.6m、幅37.2m、総トン数は13万5500トンで、デッキは24層あるとのこと。客室数は2826室で収容人数は6500人、船内には映画館やプールなども完備されています。
中国メディアによると、同国では昨今、経済成長の進展によってクルーズ需要が年を経るごとに大きくなっていおり、今後も拡大が見込まれるそう。そのようななか、今回の新型船の進水は新たな需要を取り込み、世界におけるクルーズ業界の競争力を高めることにつながるといいます。
今回の新型船の進水により、今後多くの大型クルーズ船が登場すると見込まれるそうで、中国のクルーズ業界に対する活性化の一助となることが期待されているとしています。
竣工は来年(2024年)の予定で、上海を拠点に日本や東南アジアに向かう国際航路に就航する計画です。
【了】
コメント