英国駆逐艦に「レーザー砲がつきます!!」計画中の防空装備が創作物のような話に 日本も実は研究中
ビームじゃなくてレーザーです。
正確には「指向性エネルギー兵器」
イギリスのジェームズ・カートリッジ防衛調達担当大臣は、現地時間の2023年6月28日、海軍で45型駆逐艦を更新するために、開発計画が進められている83型駆逐艦の装備に“レーザー砲”をつける可能性について語りました。
これまで同艦に関する情報としては、ロシア軍の「キンジャール」のような超音速ミサイルへの脅威に対応可能な装備や、上空の軍用機とのデータリンクをさらに強固とする新たな防空システムの構築などが示唆されていました。
この未来の防空システムにかかわる話で、カートリッジリッジ氏は「未来のシステムは、“指向性エネルギー兵器”や複雑なレーダー感知能力といった先進技術の融合を利用すると予想される」と発言したそうです。この“指向性エネルギー兵器”とは、目標に対し高出力のエネルギーによる照射攻撃を行う兵器、つまりレーザーやビームなどを利用した兵器を指します。
ビームに関してはまだ実用段階ではありませんが、レーザー兵器に関してはアメリカやイスラエルのほか、日本でも研究が行われています。将来的には艦艇や地上に設置し、小型の無人航空機やドローン、ミサイルなどの迎撃装備として機能することを期待されています。
なお、83型駆逐艦は2035年から2037年にかけて45型駆逐艦の退役に合わせての配備を目指していますが、同艦はまだ構想段階の軍艦ということで、就役と共にレーザー砲が標準装備されるかどうか定かではありません。
【了】
※一部修正しました(7月10日10時31分)。
> ジェームズ・カートリッジリッジ
名前間違ってます。
ジェームズ・カートリッジ (James Roger Cartlidge)
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。