現空港に近すぎ?な元祖「長崎空港」とは 他空港とは一味違う珍経緯、そして跡地の“いま”

世界初の本格的な海上空港として開業した長崎空港。それ以前は同県の空の玄関口は、別のところにありました。「旧大村空港」とも呼ばれるその地は、現在どのようになっているのでしょうか。

「長崎空港の一部」だったことも

 世界初の本格的な海上空港として1975年に開業した長崎空港。それ以前は同県の空の玄関口は、別のところにありました。「旧大村空港」とも呼ばれるその地は、現在どのようになっているのでしょうか。

Large 20230709 01
旧「大村空港」の航空写真(国土地理院)。

 旧大村空港は長崎空港の対岸の海沿いに位置しています。前身は海軍航空隊の飛行場で、1959年に空港ビルが完成し、民間空港としての役割を担いました。しかし滑走路が1200mしかなく、旅客機のジェット化や便数増加にともなって、空港の拡張が必要になりました。

 そこで、大村湾に浮かぶ小さな有人島「箕島」を埋め立てる形で、現在の長崎空港ができ、そちらにおもな民間空港の機能を移設することとなりました。

 しかし、長崎空港が供用開始後も、旧大村空港は「長崎空港A滑走路地区」の名のもと、ターミナルビルもそのまま残され、長崎空港の一部として使用されることになります。その一方で、旧大村空港時代から軍民共用空港であったため、おもに自衛隊機の発着に用いられていました。

 旧大村空港が長崎空港の一部ではなくなったのは、2011年のこと。国土交通省から防衛省へ、この地区の運営が移管され、「大村飛行場」に改称。ターミナルビルも解体されました。現在は海上自衛隊の航空基地として運用されており、おもにヘリコプターが発着しています。

【了】

【写真】まだ滑走路あります! 元祖「長崎空港」のいま

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  3. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  4. ウクライナ軍の「1000機の無人機」がモスクワの製油所を襲撃!“タンクが吹き飛ぶ瞬間”を捉えた映像を大統領が公開 今後の影響は?
  5. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス