鬼渋滞「八王子の国道16号」バイパス開通でさらに悪化?「拡幅&並行道路」実現へ国・都・市団結
悪名高い「片倉町交差点」変わる?
どうしても渋滞が激しいポイント
国土交通省 相武国道事務所は2023年7月20日(木)、八王子市内で整備中の国道20号バイパス「八王子南バイパス」による周辺交通への影響にそなえ、4回目の「国道16号 片倉町・万町地区 現道対策調整会議」を開催しました。
日野~八王子で甲州街道のバイパスとなる「日野バイパス(延伸)」「八王子南バイパス」は、各所で着々と工事が進んでいる段階です。このうち、京王片倉駅の北側を抜ける同バイパスは国道16号と直交しますが、そこで渋滞が発生しないかが、懸念事項でした。
会議に先だって行われた調査結果は「混雑は避けられないだろう」というものでした。そもそも現時点で、交差地点周辺の子安町~片倉町は左折車の歩行者待ちや右折待ち列などで混雑が激しく、東側の国道16号バイパス「八王子バイパス」が2015(平成27)年に無料化して中長距離交通が分散しても、あまり状況は変わっていません。
現在、それに対する整備計画は2つあります。ひとつは国道16号現道を都市計画道路として拡幅すること、もうひとつは八王子街道が国道20号からさらに南下して途切れているのを、延伸して国道16号につなげる都市計画道路「八王子 3・3・10 号」です。
これらを踏まえ、出来上がりつつある八王子南バイパスとどうつなげるのか、国や都との連携が今後図られていきます。といっても一筋縄ではいかず、切土部分・バイパス立体交差・京王のアンダーパスが短距離に集中しているのをどううまく設計するのかなど、悩みどころもあります。
ちなみに、都市計画道路「八王子 3・3・10 号」の進捗は、ことし3月末時点で用地取得が46%終わった段階。引き続き、工事開始に向けて事業が進められます。
【了】
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