珍景なぜ実現? JALのCA、「チアダンサー」に変身し夏祭りで踊る 場所は元「日本一魅力ない市」

※全員、本物のCAさんです。

2022年に実施予定だったものの

 千葉県・九十九里浜に面した山武(さんむ)市内にある蓮沼海浜公園で2023年7月29日、夏祭りイベントである「山武市サマーカーニバル」が開催されました。このなかで、JAL(日本航空)のCA(客室乗務員)により構成されたチアダンスチーム「JAL JETS」が、キレのあるダンスを披露しています。

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「山武市サマーカーニバル」でダンスを披露する「JAL JETS」(2023年7月29日、乗りものニュース編集部撮影)。

「JAL JETS」は同社が民営化して間もない1980年台終盤に創部した歴史あるチアダンスチームで、現在は20人が所属。「サマーカーニバル」では、そのうち4人のCAがダンスを披露し、演目のなかには、参加者がともに踊れるような場面も組み込まれました。

 チームメンバーによると、フライトの合間をぬいながら1か月程度、この日に向けての練習を重ねてきたとのこと。チームメンバーは、「地域のイベントで皆様との距離が近く、見てくださってくれる方の表情が見れてよかったです」「お祭りのなかで踊るということは、いままであまりなかったので、すごくこの日を楽しみにしていました」と話します。

 なお、「JAL JETS」は2022年の「サマーカーニバル」の出演も予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、祭り自体が中止となったため、ダンス公演を中止せざるをませんでした。チームメンバーのひとりは、「また呼んでいただけて、そして皆様と一緒に踊ることができ、リベンジができました。本当に嬉しかったです」と振り返ります。

 ちなみに会場となった山武市は、成田空港の近隣自治体のひとつで、ブランド総合研究所が2020年発表の、自発的にエントリーした自治体を対象に実施された、市町村別「魅力度ランキング」で、初めて全国最下位タイを獲得。ある意味で一時期有名になった自治体です。

 JALでは過去に、同社のCAで構成される地域創生チーム「JALふるさと応援隊」が、山武市の公式YouTubeチャンネルにシリーズ出演するなど、同市のプロモーション活動に協力していた経歴を持ちます。この「サマーカーニバル」でも、グループ会社であるJALサンライトが出店。ドリンクやデザート類などを販売しています。

【了】

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