なぜ? 半世紀以上前の旅客機「DC-8」、米都市上空で低空飛行繰り返す… 超貴重機の珍任務とは

このクラシック感たまりません!

1969年製造の「N817NA」

 ジェット旅客機草創期に開発された4発機、マグダネルダグラス(現ボーイング)DC-8。同モデルの大半は運用を終えているなか、数少ない運用中の機体のひとつである、NASA(アメリカ航空宇宙局)保有のDC-8が、シカゴの都市上空で低空飛行を繰り返していると、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」が公式SNSに投稿しています。このフライトにはどのような目的があるのでしょうか。

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NASAのDC-8「飛行科学研究所」(画像:NASA)。

 DC-8は1958年に初飛行し、おもに「ジャンボ」ことボーイング747がデビューするまでの旅客機市場で、長距離路線などで一線級の活躍をしたモデル。JAL(日本航空)が初めて導入したジェット旅客機としても知られています。シリーズ累計556機が製造されましたが、機体の老朽化などで大半はすでに退役済みです。

 NASAのDC-8「N817NA」は1969年に製造され、1985年に同局に引き取られたもの。機体は「飛行科学研究所」として改造されており、考古学、生態学、地理学、水文学、気象学といった分野における、実験用データの収集などに使用されているとのことです。

 今回、NASAのDC-8がフライトしたのは、米国海洋大気庁との共同プロジェクトの一環で、北米の人口密度の高い大都市圏上空の、大気の質を調査するためとのこと。「フライトレーダー」によると、低空飛行時の高度は2000ft(約610m)付近だったそうです。

 NASAによると、今後同機は、ロサンゼルス、ニューヨーク、トロントなどで同様の飛行を実施し、各都市圏上空の大気汚染に関するデータを収集する予定とのことです。

【了】

【写真】NASAのDC-8全貌&クラシックすぎる操縦席

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