下町の要衝「京成高砂駅」の大改造が準備着々 悪名高い“開かずの踏切”解消阻む「車庫」どうなる

駅の高架化見据え再開発計画も着々

 区は2020年、駅周辺を対象に「高砂駅周辺まちづくりプラン」を策定しました。駅前広場の整備や再開発の促進、駅前と都市計画道路とを結ぶアクセス道路整備などを盛り込んでいます。現在の鉄道車庫跡地には、広域的な商業・業務機能、居住機能を誘導するとしています。
 
 駅の北口では2021年、地権者による「京成高砂駅北口地区市街地再開発準備会」が設立され、再開発の検討が始動しています。2023年度は再開発の建物計画案を作成し、「準備会」から「準備組合」への移行を判断する方針です。
 
 今後は、駅周辺で鉄道立体化や車庫移転、再開発や基盤整備など、多くのプロジェクトが連動する大改造が見込まれます。実現の難易度は高そうですが、街の雰囲気が大きく変わりそうです。

 ちなみに京成高砂駅は、もともと1912(大正元)年に「曲金(まがりかね)駅」として開業しましたが、地元から読みにくいという声があり、 周辺の地名「曲金村高砂」にちなんで早くも翌年に「高砂駅」へ改称されています。「京成」が頭についたのは昭和に入ってからです。

【了】

【えっ、京成高砂駅の将来イメージ】

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