札幌はサブ? 北海道新幹線「函館車両基地」大幅に増強へ 車両はどれだけ増えるのか?

異形の「札幌車両基地」との違いは?

 北海道新幹線をめぐっては、「函館新幹線総合車両所」だけでは札幌延伸時に車両基地が足りなくなるため、「札幌車両基地」も着工しました。こちらは高架形式で、防雪上屋によってすっぽり覆われた細長い構造が特徴。新幹線札幌駅から、在来線の次の駅である苗穂駅付近まで、札幌市の中心市街地を縫うように延々と伸びていく異形の構造となります。
 
「札幌車両基地」には車両を留置する「着発収容庫」、車両検査や融雪作業を行う「仕業検査庫」、保守用車両の整備・留置する「保守基地」を設け、複数の目的を持つ作業エリアが直列に並ぶ形となります。着発収容庫に2編成、仕業検査庫に2編成、全体で4編成を収容可能とする計画です。ただ、工場機能は設けられないため、全般検査などの大掛かりな検査は引き続き「函館新幹線総合車両所」が担うことになります。

 すでに工事が始まった札幌車両基地も話題を集めていますが、北海道新幹線で最も重要な総合車両基地である「函館新幹線総合車両所」も札幌延伸時に本領発揮となります。

【了】

【(画像)え..これが全国唯一「異形の新幹線車両基地」です】

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