全部わかりますか? 道路の日本代表「1ケタ国道」ここを走っている! 鉄道と全然違うルートも

「高速道路が無かった幹線国道」にも着々と整備の手が

●国道6号(東京~仙台)
 JR常磐線にあたる路線で、1号・4号と同じく東京日本橋を起点とし、岩沼で国道4号と合流します。JRとルートが異なるのは水戸の手前で、JRは内陸部の友部を経由しますが、国道はまっすぐ北上して小美玉市を経由します。

●国道7号(新潟~青森)

 JR羽越本線・奥羽本線にあたり、東北地方の日本海側ルートとして酒田・秋田・弘前を経由する約500kmの道のりです。

 村上市の北側、つまり新潟・山形県境の手前では、国道は厳しい崖っぷちの海側ルートを避け、大きく内陸部へ回り込んでいます。この区間は鉄道にとっても最難所で、羽越本線が1924年に全通するまでの最後の未開通区間が、この区間(村上~鼠ヶ関)でした。

 国道7号をほぼ完全にバイパスする高規格道路「日本海東北自動車道」も全通まであとわずかですが、残った区間がやはりこの区間で、「朝日温海道路」として、長大トンネルの掘削が続いています。

●国道8号(新潟~京都)

 JR北陸本線(三セク化区間含む)・信越本線に相当する道路で、富山県・石川県・福井県・滋賀県にとって昔から動脈的な存在です。重複区間が長く、実質的には「起点:新潟県長岡市、終点:滋賀県草津市」と言っていいかもしれません。

●国道9号(京都~鳥取~下関)

 JR山陰本線に相当する道路です。京都の堀川五条を起点に、兵庫県・鳥取県・島根県・山口県をむすびます。なお、益田からは日本海沿岸から離れ、JR山口線のルートとして内陸部を南下していきます。新山口駅の南側で国道2号に合流します。最後に下関市内だけ国道2号と別れて、JR下関駅に到達し、終点となります。

 山陰地方の高速道路も、気づけばかなり整備が進んできました。兵庫県内も豊岡~鳥取がほぼ全通し、鳥取県内もほぼ全通。あとは長大な島根・山口県内の複数工区が、着々と整備されています。

【了】

【えっ…!これが日本全国の「ヒトケタ国道」のルートです】

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コメント

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4件のコメント

  1. 国道5号の画像が函館〜旭川になってますが、本文中に書いてあるように正しくは函館〜札幌です。札幌〜旭川は国道12号です。

  2. 国道5号、記事の文面では函館〜札幌となっているが、写真の地図だと函館〜旭川が塗られている。
    どっちが正しいんだ?

  3. 8号の長岡迄の重複って、
    何との重複なのか書いてくれてないが。
    地図みると17号との重複?
    一桁の方が負けてるのか??

  4. 国道9号線の起点は京都の堀川五条ではなく「烏丸五条」交差点です。
    そもそも烏丸五条が国道8号の終点でもあり国道8号と9号が繋がっている事。また烏丸五条交差点が国道1号(通過)・国道8号(終点)・国道9号(始点)・国道24号(始点)・国道367号(始点)を兼ねている事は国道の起終点を説明する上でも重要ポイントであり説明して然るべきと思いますが如何?