「歩道出っ張り駅」先行開業!? 名古屋の新交通「SRT」整備に向け「テラス型バス停」実験へ

名古屋の「駅のようなバス停」まずは形から入ります。

11月末まで「テラス型バス停」実施

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2019年の名古屋市の構想で提示された「SRT」車両のイメージ(画像:名古屋市)。

 名古屋市は2023年8月28日(月)、導入にむけて検討が進められている新たな路面公共交通システム「SRT」プロジェクトの一環で、SRTの停留所の基本形となる「テラス型バス停」を試しに整備すると発表しました。

 SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)は、LRTにより近い形状の連節バスといった乗りもの。フラット低床型でバリアフリー性に優れ、レールや鉄道設備が不要で導入が比較的スムーズとなり、さらに自動運転への対応も期待されています。

 市の「名古屋交通計画2030」に位置付けられた構想の中では、名駅から繁華街・栄までのアクセス輸送を担う「東西ルート」、それらと繁華街・大須や名古屋城などを環状に結ぶ「周回ルート」の2ルートでまず事業化を図ります。運行は10分間隔を想定しています。

 今回、名駅~栄をむすぶ東西道路「広小路通」にある2つのバス停「納屋橋(2番のりば)」「広小路本町(7番乗りば)」をテラス型バス停に変更します。

 一般的なバス停は、歩道の一部がへこんだ「ベイ型」バス停と言われるもの。それに対し、「テラス型」バス停は、歩道が道路側に張り出した形状です。

 メリットは、手前に駐車車両がいてもバス停に停車しやすいこと、歩行空間が広くとれることなどがあります。特に連節車両のSRTは、駐車車両を追い越してベイ型のへこみ部へ回り込むのは至難の業。バス停側が張り出してくれたほうがスムーズというわけです。

 実証実験は9月16日(土)から11月末まで。バス停空間は「なごまちテラス」という名称が付けられています。

【了】

【画像】えっ…!これが名古屋の新交通システム「SRT」です

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コメント

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1件のコメント

  1. 名古屋が新しい乗り物にチャレンジすると大抵コケるからなぁ。今回はどうなるのかな