ガソリンスタンド「静電気除去シートに触れてから給油を」あれ店員は…? 一体どんな仕組みなのか
セルフのガソリンスタンドでは、給油ノズルを手にする前に「静電気除去シートに触れてください」と案内されます。しかし有人のスタンドなどでは店員がシートに触れないばかりか、シートそのものがない場合もあるのはなぜでしょうか。
とにかく触れ! 静電気除去シート
セルフスタンドでは多くの場合、ガソリン計量器に「静電気除去シート」として、カスタネットのような形の丸く黒いオブジェクトが据え付けられています。「静電気除去シートに触れてください」などと、給油ノズルを手にする前に音声で案内もありますが、触るのは利用者のみで、有人スタンドやセルフスタンドのスタッフが触る姿はあまり見られません。なぜなのでしょうか。
セルフスタンドで利用者が静電気除去シートに触れずに給油作業すると、人体に蓄積された静電気が着火源となって、思わぬ火災事故を引き起こすおそれがある――こう警告されています。この除去シートは、給油ノズルを持つ手全体でも指先のみでも、どちらで触れても問題はありません。
ただし、手袋を着用したままなどは厳禁で、必ず素手でシートに触る必要があります。加えて、給油作業は全ての操作をひとりで行うことなどが、セルフスタンドでは利用時の注意点として掲げられています。同乗した子どもなどに給油作業をさせることなどは厳禁とされています。
仕組みの説明は一体何処へ?
ガススタの店員さんが静電気除去シートに触れなくても問題無い仕組みのことでしょう。因みに、静電気除去シート自体の仕組みは、『GAZOO.com』のデイリーコラムで以下のとおり説明されています。
>静電気除去シートは何でできているかというと、プラスチックに金属を混ぜて作られています。このシートを触ることで帯電していた電気は給油機を介し、地面へと放電される仕組みです。