17年務めた「横須賀の顔」巡洋艦が退役 代わりの最新鋭駆逐艦も“仮”!? 米海軍が目指すのは

17年間、横須賀を母港としたアメリカ海軍の巡洋艦「シャイロー」が、新たな配備先のハワイへ向けて出港しました。その代わりを務めるのは、最新鋭の駆逐艦。装備品の更新時期に差し掛かっていることもあり、横須賀の顔ぶれも変わりそうです。

「シャイロー」の役割は新鋭駆逐艦へ

「シャイロー」は第7艦隊の「ミサイル防衛(BMD)コマンダー」という役割も担っています。BMDコマンダーは、アメリカ第7艦隊に配備されているイージス艦のうち、弾道ミサイルを迎撃する能力を有している艦艇に目標の割り振りや展開位置などに関する指示を与えるというものです。これにより、効率的に弾道ミサイルを迎撃することができるのです。

 その重役は、「シャイロー」からアーレイバーク級駆逐艦の「ジョン・フィン」に引き継がれることになりました。

「ジョン・フィン」は、2017(平成29)年に就役したばかりの新鋭艦で、イージス・システムも最新鋭のバージョンである「ベースライン9」を導入しているほか、艦の前方には接近する小型の無人航空機(UAV)を無力化するレーザー兵器「AN/SEQ-4 ODIN」を装備しています。

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2023年3月、横須賀基地に到着したアーレイバーク級駆逐艦「ジョン・フィン」(画像:アメリカ国防総省)。

 さらに、2021年には日米で共同開発した迎撃ミサイルである「SM-3ブロックIIA」を用いて、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を模した標的の迎撃に史上初めて成功するなど、高いBMD能力も備えています。ただし、タイコンデロガ級の艦長は「大佐」ですが、「ジョン・フィン」を含めたアーレイバーク級ではそのひとつ下の階級にあたる「中佐」であるため、権限などに関する調整が今後行われることになるでしょう。

【えっ…】「シャイロー」の戦闘指揮所です(写真)

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