「乗客0人」の臨時列車、北陸新幹線で運転へ 始発駅は車両基地 その正体は
回送列車じゃありません!
北陸新幹線でも「新幹線荷物輸送」を実証へ
北陸新幹線で、一般座席販売がなく、「乗客0人」で運転される異色の臨時列車が2023年9月28日(木)に運行されます。この謎列車の正体は、新幹線荷物輸送「はこビュン」による多量輸送を担う列車。JR東日本は2023年9月21日(木)、1日限りのトライアル運転を実施すると発表しました。
新幹線を活用した「はこビュン」のトライアル運転は、既に東北新幹線や上越新幹線で実施されています。今回はE7系12両編成を使用し、そのうち5両(1、2、7~9号車)に荷物を搭載。ブドウやきのこ、食品、医療用医薬品、精密機器部品などを輸送します。
臨時列車は長野新幹線車両センターから約700箱の荷物を積み込み、一部は東京駅で「やまびこ209号」の車内販売準備室に積み替え、東北エリアにも輸送する予定。長野新幹線車両センターを9時57分に発車し、東京駅に11時44分に到着するダイヤで運行されます。東京駅では過去最大となる約200箱の荷下ろしを行うといいます。
トライアルでは、新幹線車両基地や東京駅での荷扱いなどを検証するとしています。JR東日本は、新幹線車両基地を活用した多量輸送について、2024年度以降の事業化を目指す方針です。
【了】
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