熊本~大分むすぶ「中九州横断道」熊本~合志が着工! 九州道から"半導体王国"直結アクセス

九州道からの分岐部がようやく着工です。

九州道からの分岐部がようやく着工

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大分県側で大半が開通している中九州横断道(画像:国土交通省)。

 国土交通省 熊本河川国道事務所は2023年9月24日(日)、高規格道路「中九州横断道路」のうち、九州道から分岐する部分「大津熊本道路」熊本~合志工区(4車線・9.1km)を着工しました。

 中九州横断道路は、熊本~大分をむすび、九州道と東九州道を横軸に連絡する高規格道路。JR豊肥本線に相当する広域ネットワークです。

 大分県側では、大分市内をのぞくと全区間が事業化済み。県境を越える「竹田阿蘇道路」、さらにその先の「滝室坂道路」も工事中です。

 熊本県側は、九州道・熊本北JCT(仮)から分岐して合志、さらに大津西までが事業化済み。そこから「北側復旧道路」区間をふくめ未事業化区間があり、高原地帯で滝室坂道路に至ります。

 今回着工する、九州道から合志までの工区は、豊肥本線北側の工業地帯「セミコンテクノパーク」へ直結します。台湾の大手半導体企業「TSMC」の進出も予定され、従業員も1500人規模が計画されています。物流を確保するため、高規格道路の整備が急務となっています。

 全体事業費は約530億円。途中にトンネルは無く、盛土・切土区間と高架のみの構造です。開通めどは未定です。

【了】

【だいぶ完成!「中九州横断道」ルートと工事状況を見る】

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