災害不通の「くま川鉄道」復旧に向け「鉄道災害調査隊」現地へ JRTTの特別チーム3回目の派遣

創設以来、3回目の派遣です。

創設以来3回目の派遣

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くま川鉄道(乗りものニュース編集部撮影)。

 鉄道・運輸機構は2023年10月5日(木)、台風で被災した熊本県のローカル私鉄「くま川鉄道」について、早期復旧のため、鉄道災害調査隊を派遣すると発表しました。

 派遣は10日(火)から2日間で、どれくらい被災し、どんな復旧方法があるのかを調査検討し、鉄道会社等に助言を行います。

 くま川鉄道は2020年夏、JR肥薩線とともに被災し、球磨川を渡る橋梁が流失。バス代行輸送が続き、列車は人吉市郊外の肥後西村駅から、終点の湯前(ゆのまえ)までを往復する状況が続いています。

 2025年の全線再開をめざし、国の「特定大規模災害」に指定され、将来的に鉄道施設を自治体が譲り受ける「上下分離方式」へ移行予定。「国と自治体で半分ずつ負担」という形で復旧が進められています。

 鉄道災害調査隊は2023年6月に創設。同月にはさっそく大井川鐵道の被害調査に出向き、現地調査を実施。9月に被災した千葉県の小湊鉄道の現場にも出向いています。今回で、3回目の派遣となります。

【了】

【画像】えっ…!これが大変貌の「くま川鉄道」です

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