「早稲田通り」拡幅します 環七~環八 このままじゃ緊急車両も通行難 電柱もなくす

災害時のサブ経路を確保!

早稲田通り「環七~環八」まるっと拡幅

 東京都が杉並区内の「早稲田通り」(補助74号線)で拡幅を計画しています。2023年10月上旬には住民向けのオープンハウスも開催されました。

Large 231010 waseda 01

拡大画像

早稲田通りの拡幅される区間(画像:東京都)。

 事業区間は杉並区「本天沼二丁目」交差点から、環八通りと交わる「清水三丁目」交差点までの1.2kmです。環七通り交点の大和陸橋から西へ、本天沼二丁目までは整備が終わっており、そこから環八通りまでの残り区間となります。

 幅員11mの道路を15mへ拡幅。歩道を拡げるとともに、車道の両側には1.5mずつの自転車通行帯を整備します。電線類を地中化し、車道と歩道の間には街路樹を整備。また歩道の構造は昔ながらのマウントアップ形式から、段差の小さいセミフラット形式とします。

 早稲田通りは、区市町村役場と主要な防災拠点を連絡する第二次緊急輸送道路に指定されており、今回の拡幅は災害時の緊急車両の通行を確保する目的もあります。

 消防車(はしご)車の救援活動には5.2mの空間が必要で、残り4.8mの空間で緊急車両の通行空間も確保するとなると、現状の車道7mでは足りなくなります。今回の区間の拡幅で、周辺地域が環八や中杉通り(補助133号)を介して杉並区役所や杉並消防署などの拠点との連携を強化するということです。

 東京都は今年度をめどに事業化する構え。事業化から完成までおおむね7年から10年かかるといいます。

【了】

【確かに拡幅したほうが】「早稲田通り」拡幅区間について(画像)

テーマ特集「【記事まとめ】高速道路、バイパス 次に開通するのはどこ?工事の進捗は?【道路計画特集】」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。