クルマの「パドルシフト」はナゾ装備なのか? 「使わない」「めっちゃ使う」利用シーン増加か

「パドルシフト」はハンドルから手を放すことなく操作できるため、ギアチェンジをする場合に便利です。とはいえ、そもそもギアチェンジのシーンが少ないAT車では、使わないという人も根強かったのですが、そうでもなくなってきているようです。

わざわざギアチェンジするタイミングとは?

 2023年現在の日本においてクルマを買う場合、よほど好きではない限り大体の人はAT(オートマ)車を購入するでしょう。そのAT車には昨今、ハンドルから手を離すことなくシフト操作ができる「パドルシフト」が取り付けられているクルマが増えました。

 

 しかし、アクセルとブレーキの操作だけで基本的な加減速ができるAT車において、パドルシフトはどのようなタイミングで使うのでしょうか。

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パドルシフトの一例(画像:ホンダ)。

 パドルシフトは1980年代に「スクーデリア・フェラーリ」がF1マシン用に開発したもので、意外と歴史のある装置となっています。その後1990年代にはフェラーリ「355F1 ベルリネッタ」に搭載されたのを皮切りに、高級車やスポーツカーを中心として徐々に普及。2023年現在では軽自動車にもついているほどです。ハンドルの左右の裏側付近に取り付けられたレバーによって操作するタイプが多くなっています。

 ただ、せっかくついているのにも関わらず「使う機会がない」という声は根強いです。SNSでも「ついてるんですけど、多分一回も使われたことない」「パドルシフトが気に入って買ったはずなのに使わないのでポイした」「車パドルシフトついてるけどうーん面倒臭いというかまじで不便。やっぱり棒(シフトレバー)をグイグイするのが直観的に分かりやすい」といったコメントを確認することができます。

 しかし、最近AT車のシフトレバーが変化し、活用のシーンが増えてもいるようです。

 以前のAT車のシフトレバーには、急な下り坂などで活用するセカンド(2速)を示す“S”や、ロー(1速)の“L”といったポジションがありました。しかし最近のAT車では、SではなくBという表示になっているハイブリッド車や、そもそもレバーそのものがない、ダイヤル式シフトやボタン式シフトの車両もあります。

 このように、シフトレバーはシフトレバーらしくなくなり、分かりずらくなったことで、以前よりもさらに触ることがなくなっています。そうなると、アップダウンやカーブが多い山道などで、手元にあり、簡単にシフトチェンジができるパドルシフトはかなり役立つようで、「坂道でブレーキ踏みすぎは怖いので、パドルシフト駆使している」「山は低ギアのパドルシフトしまくり」といった意見もあります。

【了】

【画像】「そうそうパドルシフトってこういう…どなた!?」昔主流だったコラムシフトとは

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