養老鉄道「助けて!」クラファンで支援呼びかけ 地元自治体が緊急お願い「運営存続」めざす 岐阜

募集は3か月間、目標額は1000万円です。

揖斐川に沿って走るローカル線

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養老鉄道(乗りものニュース編集部撮影)。

 岐阜県養老町は2023年10月10日(火)、市内を走る地元ローカル私鉄「養老鉄道」を支えていくためのクラウドファンディングを開始しました。

 養老鉄道は三重県の桑名駅から揖斐川西岸をひたすら北上し、東海道本線の大垣駅を経由して、さらに北の揖斐駅まで向かう57.5kmの鉄道です。

 終戦前に近鉄傘下に入って「近鉄養老線」となったあと、収益の悪化などをうけ、2007年に近鉄から分離。さらに2018年には、鉄道施設の保有主体を地元自治体出資の団体へ切り替えて再出発。その後も沿線人口の低下などで厳しい状況となっているといいます。

 今回の町主導のクラウドファンディングは、目標額1000万円。このお金は「養老鉄道の運営に必要な補助金」へ充てられる予定です。

 寄付はふるさと納税のプラットフォーム「ふるなび」運営の「ふるなびクラウドファンディング」から。ふるさと納税と同じく、所得税・住民税控除があり、養老町のふるさと納税返礼品が受け取れます。

 開始から3日が経過した12日19時現在、すでに10万円の寄付が入っています。

 同様の「ふるさと納税で、鉄道存続のクラウドファンディング」については、並行して滋賀県の近江鉄道でもおこなわれています。

【了】

【画像】えっ…!これが「養老鉄道」の美しい車窓です

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コメント

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1件のコメント

  1. 長良川ではなく揖斐川です。
    いつも思うのですが、記事をアップする前に確認する方は居られないのでしょうか?