こまめにアルコール消毒「車内はダメ!!」ウェットシートもスプレーも インフル流行に備える簡単な方法とは

インフル対策などで、アルコールシートやアルコールスプレーを使う人がいるかもしれません。しかし、その方法は内装を傷める可能性があります。

車内の消毒に適した意外な物とは?

 厚生労働省が発表している「インフルエンザ様疾患発生報告」によると、令和5(2023)年度のインフルエンザによる学級閉鎖件数は東京都内だけでも2023年10月13日の段階で累計994件に達しています。これは新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の同時期の数字をはるかに上回ります。また、同じく同省が発表しているインフルエンザ流行マップでは10月11日の発表では複数の県で流行警報が発令されており、新型コロナとの同時流行も懸念されます。

 新型コロナの感染防止や、インフルエンザの流行本格化に向けて、こまめにアルコール消毒をしている人もいるでしょう。ドラッグストアなどでは、アルコールを含む家庭用クリーナーや除菌シート、アルコールスプレーなどが販売されていますが、実は、クルマで使う際には注意が必要です。

 というのも、アルコールを含んだ製品でドアの内張やダッシュボードを拭いてしまうと、傷めてしまうこともあります。

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車内のイメージ(画像:写真AC)。

 クルマの内装には様々な素材が使われています。その中で、内張やダッシュボードにはPP樹脂と呼ばれるポリプロピレンが使用されています。世間的には単にプラスチックと呼ばれることが多い素材です。この素材は、表面の塗料などがアルコールによって溶け、剥がれを起こすこともあります。

 トヨタのある販売店では、アルコールや次亜塩素酸を含むウェットシートやスプレー類での消毒に関して「プラスチックや金属、ゴム部分への変色や劣化などの原因となるためお勧めできない」と、プラスチック以外にも影響があることを注意喚起しています。カーコーティング店などでも、こうしたアルコール類での車内の消毒は推奨していないようです。

 では、どのようなものを使い、クルマを消毒するかというと、ディーラーなどでは界面活性剤入りの食器用洗剤を水で薄めたものを使用しているようです。厚生労働省によると、界面活性剤はウイルスの「膜」を壊すことで無毒化する効果があるそうで、内装を痛めないように配慮しつつ、除菌やウイルス対策ができるというわけです。

 作り方は、ぬるま湯500ミリリットルに食器用洗剤を小さじ1杯ほどを混ぜ合わせ、容器に移すだけです。また、カー用品店では車内用の除菌スプレーなども販売されています。

【了】

【画像】なに!? 紫外線LEDでウイルス除去をする車両もある?

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