北九州~久留米が「大動脈」に? 「国道322号」バイパス&4車線化が各地進行中 超難所もクリア!
北九州~久留米の「最大の難所」もクリア
【千手バイパス】
嘉麻バイパスの先の、旧嘉穂町旧千手村の集落を、西側に一気にショートカットしていく2.3kmの2車線道路で、2019年に開通しています。
【八丁峠道路】
その先にある、北九州~久留米の最大の難所と言えるのが、高低差400m近い八丁峠でした。長く狭い急勾配・急カーブが連続し、大雨時や冬季に通行止めとなるなど、ネットワークとして使えない区間でした。
2019年、その峠を長さ3791mの「八丁トンネル」などで一気に抜けていく八丁峠道路が開通。いよいよ久留米への短絡ルートとして現実味を帯びてくる、大事業の完成となったのです。内陸部の自動車工場にとっても、東海岸の苅田港への輸送経路として、大きな利便性が確保されました。
【甘木バイパス】
旧甘木市の中心街も昔ながらの道路のままで、特に甘木鉄道・西鉄の甘木駅前ではクランク状のルートとなっています。これをまっすぐの線形にし、走りやすい広い2車線道路へ拡幅する事業です。開通目標は2026年度としています。
【第2大刀洗バイパス】
平成時代に開通した「甘木大刀洗バイパス」の西側で事業中の、2.6kmのバイパスです。T字路になっている鵜木交差点をそのまままっすぐ伸ばしていく形になるようです。すでに現場では現道拡幅をふくめた工事が始まっていますが、詳細な事業内容が関係者以外に公表されておらず、ルートや構造は謎に包まれています。
このほか、北九州市と久留米市をむすぶあらたな高規格道路「福岡南北道路」なる構想が九州地方整備局の広域ビジョン挙げられていますが、今のところ具体的な動きは皆無で、地方議会で論議された形跡もありません。
【了】
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