「新潟~山形最短ルート」県境区間着工へ JR米坂線に並行「新潟山形南部連絡道路」で両県ぐっと近く

村上~高畠をまっすぐ東西につなぐ道路です。

村上~高畠をまっすぐつなぐ東西道路

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2009年に開通した赤湯バイパス(画像:国土交通省)。

 国土交通省 山形河川国道事務所は2023年10月12日(木)、新潟県と山形県で進められている「新潟山形南部連絡道路」のうち、県境区間の「小国道路」工区を着工すると発表しました。

 新潟山形南部連絡道路は、日本海沿岸道と東北中央道をつなぐ高規格道路で、狭い国道113号に代わる役目を果たします。ローカル線「JR米坂線」にほぼ並行しています。起点は新潟県北部の村上市の「荒川胎内IC」、終点は山形県南部の高畠町の「南陽高畠IC」です。

 新潟~東北道方面の連絡は、新潟と会津若松をむすぶ「磐越道」がありますが、そこから北にはネットワークと言える高規格道路は無いも同然の状態。えっちらおっちらと山岳の国道を走るしかありませんでした。

 新潟市と山形市は磐梯朝日の広大な山岳地帯にはばまれ、近くて遠い関係でした。それを高速道路だけで無駄なくむすぶのが、この新潟山形南部連絡道路となります。

 さてその新潟山形南部連絡道路、開通済みは両端のわずかな部分だけで、事業化して現在進行形なのは「鷹ノ巣道路」「小国道路」「梨郷道路」の3か所。その主要部にあたる県境越え区間が、今回の小国道路の12.7kmです。

 そして今回着工するのは、その12.7kmのうち山形県側の10.6kmです。最大の難所は約3kmの長さの「小国トンネル(仮)」で、これさえ完成すれば、その他は土工が基本となる予定です。なお、県境をまたぐ部分にも別途1.5kmほどの「県境トンネル(仮)」が建設される計画です。

 JR米坂線は2022年8月に大雨で被災し、一部区間でまだ復旧のめどもたっていません。いっぽうで並行する国道113号も土砂崩れなどで通行止めとなり、小国町が孤立状態になっています。緊急輸送道路の確保が急務となっているため、いよいよ最大の山岳区間に新道路が生まれようとしています。

【了】

【「新潟山形南部連絡道」ルートと工事状況】

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