鈴鹿~松阪まるごと短絡「中勢バイパス」全通へ1か月 三重の交通が大変化!?「走行動画」も公開
全通まであと1か月!
全通まであと1か月
三重県は昔ながらの幹線道路が多く、南北軸が貧弱で各所に渋滞ポイントがありました。しかし、鈴鹿~松阪を一気にバイパスする全長33.8kmの「中勢バイパス」が、まもなく全通を迎えます。開通日時は2023年11月19日(日)15時です。
2005年から鈴鹿・津・松阪市内でそれぞれブツ切れで開通してきた中勢バイパス。国道23号のバイパスですが、現道とはかなり離れて並行しているため、けっきょく全通しないと本領発揮できない存在でした。
最後の未開通区間が、最北端で現道から分岐する部分の、鈴鹿(安塚)工区2.8kmです。いまは中途半端なところで始まる中勢バイパスに乗るために、白子町交差点~野町交差点や、玉垣駅周辺の生活道路が渋滞ポイントとなっていました。全通でようやく、国道23号からそのままスムーズに中勢バイパスへ進入できるようになります。
開通まで1か月を切った今月20日には、国土交通省 三重河川国道事務所が公式SNSで、北玉垣~野町の開通区間を一足先に走行し、車窓動画を投稿しました。
国道23号の交差点手前で高架橋が立ち上がっていき、そのまま緩やかな右カーブで市街西側へ。そこから左カーブで地上に下り立ち、野町交差点の「T字路」へ直結していきます。現場は舗装が完了し、青色の案内標識も立てられ、ほぼ完成状態。あとは一部で白い区画線やゼブラを引くのを待つくらいの状態です。作業員や重機が急ピッチで作業を続けています。
ちなみに、中勢バイパスの北側では、そのまま国道23号をバイパスし続ける「鈴鹿四日市道路」が2020年に事業化済み。その先の「北勢バイパス」も開通が近く、四日市~松阪を丸ごと渋滞知らずで通り抜けられる日が、そのうちやって来ます。
【了】
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