自衛艦隊司令官が「レールガン」を視察 「未来の兵器」はケーブルだらけ?
やはり試験艦「あすか」がレールガンの試験に協力していたそう。
自衛艦隊司令官が「レールガン」を視察
海上自衛隊・自衛艦隊は2023年10月30日(月)、自衛艦隊司令官の齋藤 聡海将が防衛装備庁の下北試験場を訪問し、最新の装備品開発の現状について研修を行ったと発表しました。
齋藤海将が視察を行ったのは10月19日(木)。下北試験場では「レールガン」の開発状況を確認したとしています。レールガンは、電気エネルギーで弾丸を放つ砲のことで、「電磁砲」とも呼ばれます。火薬を使う従来の砲よりも、弾丸の初速を大幅に向上させることが可能。弾丸が小さく、探知されにくい利点もあります。自衛艦隊が公開した「レールガン」の写真には、大量のケーブル類が写っています。
この「レールガン」をめぐっては、防衛装備庁が2023年10月17日(火)、海上自衛隊と連携し、世界で初めて艦艇にレールガンを搭載して洋上射撃試験を実施したと発表していました。自衛艦隊は、隷下の開発隊群に所属する試験艦「あすか」が試験に協力したとしています。
「あすか」は1995年(平成7年)3月に就役。海上自衛隊の艦艇に搭載する様々な装備品の各種試験を行っている艦艇で、同型艦はありません。横須賀基地を母港としており、1隻のみが配備されています。
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