あおり運転した人「後悔していない」多数!? 一体どんな心理? 根強い「あおられる方が悪い」論
運転を指導するためにあおった!?
具体的な理由に関しても、「相手が危険な割り込みをして来たため、指導するために追いかけた」「加害者ではあるが、同時に被害者でもある。急なハンドル操作は“あおり運転”に見なされる。事故を未然に防げただけありがたいと思えとさえ言いたい」「合流車線から来た車がこちらを見ずに合流してきたため、急ブレーキと急ハンドルでかわした。こちらを気にする素振りもなく走行していたため、頭に血が上りあおり運転をしてしまった」といった状況で、ついカッなって、あおってしまう傾向が強いようです。
驚くべきは、この調査はあおり運転が厳罰化されて以降の2023年3月1日~3月7日に行ったものにも関わらず、あおり運転をした人に「あおり運転をしたことについて、後悔していますか」という質問をした結果、実に43.5%もの人々が「後悔していない」と答えていることです。「“あおり運転”されるほうが悪いことが多い。早く進まないのであれば後ろに道を譲るべきだ」といった意見もあります。
このほか、チューリッヒ保険会社がおこなったあおり運転に関するアンケート調査では、加害者のクルマは「セダン」が33.5%、「バン・トラック」が18.3%と上位を占めており、被害者のクルマは、「軽自動車」が28.8%、「コンパクトカー・ハッチバック」が22.8%など、比較的小さいクルマが多くを占めています。
あおり運転に遭遇する可能性をさけるには、相手が自分勝手な行動をしているだけに、不本意ではありますが、「慌てて急な進路を変更する」「前のクルマとの車間距離に気を付ける」などを心掛ける必要はあるかもしれません。
【了】
「慌てて急な進路を変更しない」「前のクルマとの車間距離に気を付ける」のは煽り煽られ関係無く心がけるべきことでは……。
それと本文最後、「慌てて急な進路を変更する」ことを心がけないでください。