「青春18きっぷ」で韓国へ4500円 「飛行機以外で韓国旅行」夜行フェリーで宿泊代も節約 今冬も実施へ

「少し昔の日本の鉄道風景」が残っていた韓国も、近年変化著しくなっています。

船で韓国へ4500円

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ソウル近郊を走る首都圏電鉄1号線の311000系電車(乗りものニュース編集部撮影)。

 関釜フェリーは2023年11月10日(金)、JRの格安乗り放題きっぷ「青春18きっぷ」を提示すれば、下関~釜山のフェリー運賃が半額の片道4500円になるキャンペーンを今冬も実施すると発表しました。

 対象は2等片道運賃で、きっぷの持ち主の他に4人まで追加で割引可能です。適用期間は往路が18きっぷと同じ12月10日~1月10日で、帰路は釜山発1月20日まで適用されます。

 往路は下関19:45発、8:00着。復路は釜山21:00発、下関7:45着です。年末年始は運休。運賃に加えて、下関発は施設使用料+燃油サーチャージ料+国際観光旅客税の計3020円、釜山発は計21000ウォンが別途かかります。

 同社は「海外鉄道旅行の第一歩として」「青春18きっぷで日本国内を旅行される途中に、下関⇔釜山航路をホテル代わりに」など、さまざまな活用方法を提案しています。

 韓国国鉄では、中長距離の在来線列車「ムグンファ号」で今も客車列車が生き残っていますが、老朽化に加え、高速鉄道「KTX」の開業に伴う近郊電車路線への転換、新型車両による在来線急行列車「ITX」の誕生などで徐々に姿を消しつつあります。ローカル線は日本と同じく駅や路線の休廃止が進んでおり、ソウル近郊でも京浜東北線にあたる「首都圏電鉄1号線」の90年代製造の通勤電車が引退間近。フェリーの発着する釜山では、北へ伸びるローカル線「東海線」の近郊電車化改良工事が進み、約70km先の太和江駅までが電化開業済み。客車列車がのんびり走っていた頃とは駅設備含め様変わりするなど、近い将来さらに懐かしの鉄道風景が見納めとなる見込みです。

【了】

【画像】えっ…!これがソウル近郊の「エモすぎる廃線跡」です

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