能勢電鉄の電車が「広島で活躍中」のワケ 感動の再会で"思わず絶句"「阪急マルーン」の現在は
今も変わらぬ「ツヤツヤのマルーン車体」のままでした。
阪急→能勢電鉄で約半世紀活躍
阪急電車を象徴する濃茶の車体色「阪急マルーン」。系列会社である能勢電鉄も同様ですが、そのマルーン色の電車が、なんと広島県で元気に活躍しているそうです。
それは元阪急2100系で、1980年代に改造されて能勢電鉄1500系となった電車2両です。2015年に引退したあと、廃車解体をまぬがれて三菱重工業へ譲渡されていました。
「第3の人生」を過ごしている元能勢電鉄1500系に再会しにいったのが、能勢電鉄の公式YouTubeチャンネル「のせでんチャンネル」でおなじみの車両課・神原係長と鉄道営業課・広岡課長補佐です。
11月17日に投稿された「【能勢電鉄公式】広島で頑張る元のせでん!?MIHARA-Linerこと1500系と感動の再会!」では、改造を終えて能勢電鉄へやってきた時の思い出話から始まります。
車体色は当初、マルーンとベージュのツートンカラーで「朝出勤したらこの色の電車が停まっててびっくりした」と話す神原さん。その後試行錯誤を経て同社おなじみの「フルーツ牛乳」と呼ばれるクリーム色・オレンジ色に至りました。
さて、実際に元1500系がいる「三菱重工業 三原製作所 和田沖工場」に2人は到着。ここには鉄道施設の試験センターがあり、元1500系は試験車両「MIHARA-Liner GENKI君」となっているのです。
試験センターの「南プラットホーム」にやってきた、マルーン色の元能勢電鉄の電車。ツヤのある気品は現役当時と変わらず、ふたりは「おぉ…」「いやぁ…」「懐かしいなぁ」と、感極まって言葉にならない様子。
この車両とともにやってきた能勢電鉄の元社員が、整備や運転方法について現場に技術を継承しているといいます。懐かしの電車の前で、三菱重工業の社員と思い出話に花を咲かせるふたりでした。
【了】
これはおもろかった。