無敵艦隊が復活? スペインに純国産の潜水艦が就役「大きな飛躍」と海軍が表明する理由とは
念願である自国製の潜水艦。
数少ない潜水艦建造国の仲間入り
スペイン国防省は2023年11月30日、S-80型潜水艦の一番艦「アイザック・ペラル」がカルタヘナの造船所から同国海軍に引き渡されたと発表しました。
スペイン海軍ではこれまで潜水艦に関しては、フランス製のものを運用していましたが、同艦の大部分は、防衛企業であるナバンティアを中心とした、純国産の技術で建造しており、スペイン軍需産業の威信を賭けた潜水艦として同国では注目されています。
動力は内燃機関(ディーゼル機関)で、潜航中に必要な大気中の酸素を取り込むために、浮上やシュノーケル航走せずに潜航することが可能な、非大気依存推進を備えているなど、世界最先端の技術を盛り込んでいます。
スペイン海軍は「大きな飛躍をもたらす一歩である。スペインは潜水艦を設計・建造する能力を持つ少数の国に参入する」と発表しています。
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