「東京最古の私鉄駅」が大変貌!? 駅直結の「地上27階建て」再開発高層ビルがついに着工

古くて狭隘な駅前が「駅前らしい姿」に変貌します。

開業から約130年

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西武拝島線・国分寺線の小川駅(画像:Google Earth)。

 旭化成不動産レジデンスは2023年12月8日(金)、東京都小平市にある西武鉄道の小川駅西口で、再開発ビルを着工したと発表しました。

 小川駅は、西武拝島線が新宿線小平駅から分岐して2駅目にあり、西武国分寺線との乗り換え駅です。国分寺線はこれまで国鉄買収もなく、私鉄路線として生き残ってきた中では東京最古の路線で、小川駅はその最初の区間が開通した当初からある駅。1894(明治27)年の開業からすでに約130年が経過しています。

 その小川駅の西口は、密集市街地の老朽化がすすんで、建て替え時期となっています。その際に個々の家が独自に建て替えするのではなく、防災面も考慮しエリア全体で街の方向性を決めていくのが、行政主導の「小川駅西口地区第一種市街地再開発事業」です。

 本事業では、西口に地上27階建ての高層タワーマンションを建設。3階までは商業施設も入居します。小川駅からデッキが伸びて2階部分に直結する予定。住居空間を縦に集約して余った土地を、歩行者中心の「にぎわい広場」とし、緑にあふれイベントも開催できるゆとり空間とします。

 さらに、駅前広場も整備され、歩行者が歩きやすく、送り迎えができるロータリーが生まれます。

 現場では、ことし5月から既存家屋などの解体工事がおこなわれていました。本体の完成は2026年8月の予定です。

【了】

【画像】大変貌!? これが「東京最古の私鉄駅」の再開発イメージです

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