羽田衝突事故でJAL機内のペットが犠牲に…他社なら“救えた”のか? 海外では「一緒に搭乗」が普通も
羽田空港の衝突事故で「乗員乗客の全員生還」を果たしたJAL機ですが、機内にいたペットは助かりませんでした。もし他社であれば「緊急脱出時のペットの取り残し」は防げたのでしょうか。
海外では「ペットと一緒に搭乗」は普通だが…
2024年1月2日に羽田空港で発生したJAL(日本航空)機と海上保安庁の固定機との衝突事故。海保機には犠牲者が出た一方で、JAL機に搭乗していた379人の乗員・乗客は全員脱出に成功し、生還を遂げています。その一方で、JALは3日、この便の貨物スペースに乗っていた乗客のペット2匹は助からなかったことを発表しています。
同社をはじめとする国内航空会社の大多数は、乗客とペットが客室へともに入ることができないルールとなっており、航行中のペットは貨物スペースで過ごすことが一般的です。その一方で海外の航空便では、ペットともに客室に乗り込むことは全く珍しいことではありません。
もしJAL便以外でアクシデントに遭遇し、機内から脱出しなければならない場合、ペットを助けることはできたのでしょうか。
結論からいうと、客室にペットを連れていける航空会社に乗っていたとしても、ペットとともに脱出することは非常に難しいと言わざるを得ないでしょう。
旅客機から乗客が緊急脱出する際の鉄則のひとつが、「手荷物を一切持たずに脱出する」ということ。JAL機からの全員脱出の達成も、このルールを乗客が遵守したことが一因であると、同社は分析しています。
JALは公式サイト上で、その理由を以下のように公開しています。
・脱出の妨げとなりますので、手荷物は一切持たないでください。
・脱出の際、手荷物をもっていると、通路をふさぎ、他のお客さまの脱出の妨げになる可能性があります。
・手荷物やハイヒールは、スライドを傷つけ、スライドの空気が抜けて使えなくなる可能性があり、後からくる人が脱出できなくなります。
そして、乗客のペットは一般的に、「手荷物の一種」として分類されます。
たとえば一定条件下で客室にペットと一緒に入ることを許諾しているエールフランス航空の運送約款では、ペットの取り扱いについて第10条「手荷物」の一部に記載しています(第10条4項)。同じくペットの連れ込みを許諾しているアメリカン航空の運送約款でも「手荷物」項目の一部にペットの取り扱いについての記載があります。
ペットがおり、荷物室に預けられるのは知っていますが、ペットが怯えるのと(ペットホテルでダメだったので)、いざという時持ち出せないのを知っているので、ペット同伴の旅行に飛行機は使っていません。それがペットを飼う覚悟だと思うので、航空会社に文句を言っている人を見ると何甘えたこと言ってるの?と思います。
ペットを旅行に連れていくこと自体、ペットにとって良いことか、
それを考えるべきだと思う。
旅行するのはあくまでも、飼い主であって、ペットには関係ない。
まして、ペットの意思に関係なく旅行に同行することはよいことなのか?
それであれば、ペットホテルなどで「留守番」が一つの方法であろう。
旅行にペットを連れていることは、飼い主側のエゴになっていることもある。
それを考えることなく、単にかわいそうという理由で、
旅行に同行させるのは、飼い主側のエゴになっている可能性もある。