念願の「広島駅直結」もうすぐ!? 完成形見えてきた「広島高速5号線」工事かなり進行中

山陽道から広島駅まで「地上道路ほぼゼロ」になります。

気になる完成はいつ?

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高架橋がほぼ完成している「広島高速5号線」(乗りものニュース編集部撮影)。

 広島市中心部の交通結節点であるJR広島駅ですが、周辺の高速道路ICというと天神川駅付近にある広島高速2号線の府中料金所くらいしかなく、そこから広島東ICまで上がって山陽道に乗ることとなります。

 この天神川~広島の移動が、数の多い信号機や渋滞などで時間が読めないこともあり、生活利用と駅利用で交通が混在する課題もあります。

 そのため、間所ICから西へ分岐し、山をトンネルで抜けて、広島駅北口へ直結する「広島高速5号線」が建設中です。2000(平成12)年の事業着手から24年目。完成は2028年を予定しています。

 完成まであと4年ほど。もっとも時間がかかりそうなのが約1.8kmもあるトンネルです。東側からは山岳工法(掘削とボルト打ち込み)で進み、すでに完成。西側からはシールド工法で掘り進められ、2023年11月末時点で牛田地区を過ぎて全体の半分近くまで到達しました。

 間所ICからトンネルまでは高架橋ですが、こちらはすでに完成形が見えていて、今でも開通しそうな雰囲気となっています。途中で、山陽新幹線の車両基地をまたいでいきます。工事中なのが、間所ICの分岐点(温品JCT)のランプ部の高架橋。まだ橋脚がすこし高くなってきた程度です。反対側の広島駅前では、高架から下りてきて駅西交差点へ直結するところまで、舗装も仕上がっている様子がうかがえます。

【了】

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