「英国軍艦同士が衝突!」敵のミサイルではなく事故で損傷 人的被害は無しだが修理費は

国防相「事故は起きるもの」

衝突された「バンゴー」の損傷は深刻?

 ハント級機雷対策艦「チディングフォールド」と サンダウン級掃海艇「バンゴー」が、バーレーン港で衝突した事故を受け、2024年1月20日イギリス海軍が調査を開始しました。

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ハント級機雷対策艦「チディングフォールド」(画像:イギリス海軍)。

 同件は、2024年1月19日にバーレーン港にあるイギリス海軍基地で発生した、イギリス海軍艦艇同士の衝突事故を受けての調査です。

 事故当日は「チディングフォールド」がバーレーン港で接岸しようとした際に、何らかの理由でコントロールを失い、停泊中だった「バンゴー」に衝突したようです。

「チディングフォールド」方は損害は軽微で、乗組員には被害が出ていません。衝突された「バンゴー」の方も停泊中で無人であり、人的被害はありませんでしたが、喫水線上の船室には大きな穴が開いた状態で、どのくらいの期間活動不能になるかは現状では不明とのことです。

 イギリス国内での報道によると、現状では「チディングフォールド」の配線の問題による機械的故障が疑われているようです。しかし、グラント・シャップス国防相は「ときには事故や事件が起こる」とスカイニュースのインタビューに答え、捜査の結果を待つべきであると見解を述べたようです。

 なお、今回の損害額に関して、イギリス海軍や国防省からの発表はまだありませんが、イギリス軍放送局(BFBS)のネットメディアである「フォースネット」では、約2500万ポンド(47億円)相当になるだろうと報じています。

【了】

【機雷対策艦という特殊な艦種】海上で訓練を行う「チディングフォールド」(写真)

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