湾岸戦争以来!? イギリス海軍が「32年ぶりに敵機を撃墜」 久々の実績…使用した武器とは
フーシ派の攻撃か?
民間商船を守るために撃墜
イギリス海軍は2023年12月17日、アラビア半島とアフリカ東北部に挟まれた紅海で、商船を標的にしていた無人航空機を撃墜したと発表しました。
迎撃は、45型駆逐艦の「ダイヤモンド」が担当し、イギリス、フランス、イタリアが共同で開発した艦隊防空システム「PAAMS(イギリスでの呼称はシーバイパー ミサイル)」を使用して行ったようです。
イギリス海軍が、飛行する目標を撃墜した事例は1991年の湾岸戦争以来となるそうで、イギリス国防省は「私たちは、この地域における船舶の合法的な航行を堅固に守り続けます」と発表しています。なお、イギリス国防省は明言を避けましたが、攻撃はイエメンの反体制武装勢力であるフーシ派が行ったものだとイギリスでは報じられています。
フーシ派は、イランの支援を受け現在イスラエルと戦闘中であるパレスチナのガザ地区を実効支配するハマスの支持を表明しています。そのため、周辺を航行する民間船舶をイスラエルに向かう船であるとみなした場合、ミサイルや、無人機で攻撃しています。
なお、同海域ではアメリカ海軍もミサイルやドローンの撃墜任務に従事しており、アメリカ中央軍は2023年12月16日、無人機を14機撃墜したと発表しました。
【了】
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