「行き止まり都道」解消します! 東京の秘境に「梅ヶ谷トンネル」3月開通 “山の向こう”と直結で劇的変化!?
壮大なハイキングコース誕生!?
行き止まりの都道が解消
東京都建設局は2024年2月1日、日の出町と青梅市を結ぶ「梅ヶ谷(うめがた)トンネル」を含む都道238号大久野青梅線の1.5kmが、3月16日(土)に開通すると発表しました。
日の出町の「つるつる温泉」方面へ通じる都道184号と、青梅市日向和田に通じる都道238号をつなぐ区間が開通します。1.5kmのうち約1.3kmが梅ヶ谷トンネルです。両地域は山で隔てられており、この区間は都道238号の未整備区間という扱いとなっていました。
184号は日の出町のメインルートと呼べる道の一つですが、つるつる温泉入口の先はどんどん山深くなっていき、やがて行き止まりになります。この行き止まりを解消し、2つの地域の道路網のダブルルート化を図ることで、184号沿線地域の孤立化を防ぐなど、防災力の向上に主眼が置かれています。
つるつる温泉は、JR五日市線の武蔵五日市駅からバスが出ているなど、この地域は「五日市線に出る」のが当たり前。そこへトンネルが開通すると、つるつる温泉は青梅線の宮ノ平駅や日向和田駅の方が距離的には近くなるほか、青梅駅に出ることも容易になります。東京都建設局は、「日の出町方面と青梅市方面のアクセス時間が短縮することにより、周辺地域の交流が促進され、産業や観光の振興が図られます」としています。
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