平均時速0km!? 完全停止で阿鼻叫喚「国道246号」の現場 なぜ動かなかった? 「待機」選んだ人との"天国と地獄"
渋滞の1ミリも動かない「理由」を見た!
あまりにも動かない国道246号の車列。「ひょっとしてどこかで立ち往生が発生して、にっちもさっちも行かない状況なのでは?」と思い、この車列がどこまで続いているのか、追ってみることにしました。
結局たどり着いたのは、環八通りと交差する「瀬田交差点」でした。国道246号はそこから先が通行止め。バリケードが置かれ、交通誘導員が待機しています。つまり、ここまで来た車は、環八通りを砧方面へ上がるか、田園調布方面へ出て二子橋まで行くしかありません(第三京浜も通行止め)。
交差点を見ると、その絶望の正体が何となく見えてきました。信号1サイクルに対し、国道246号下り線の通過台数があまりにも少ないのです。5差路であるのに加え、普段の国道246号のクルマの多くは信号待ちせずにアンダーパスでまっすぐ抜けていき、右左折車が比較的少ないので、信号時間が短めに設定されているのです。
2分40秒ほどの信号サイクルのうち、青信号はわずか7秒。右折矢印はそこから7秒と、まさに一瞬です。クルマは雪道でおそるおそる発進していくため、結局1回の青信号で通過できたのは数台程度でした。その数台のうち、かなりの割合が「道中の信号で流入してきた車」だと考えると、駒沢や三軒茶屋の車が1ミリも動かないのも無理はありません。
環八通りも、田園調布方面が渋滞しており、青信号になっても砧方面からの車が前に詰まって発進できない状況が見られました。
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