狭い大動脈「国道3号」に11kmのバイパス整備へ「広川八女バイパス」いよいよ測量開始 福岡

鉄道からも遠い八女市街にようやくバイパスです。

広川八女バイパス

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渋滞する広川町内の国道3号(画像:国土交通省)。

 国土交通省 福岡国道事務所は2024年2月2日(金)、県南部の国道3号で事業中の「広川八女バイパス」について、現地測量作業をはじめていくと発表しました。3月10日には「中心杭打ち式」が行われます。

 広川八女バイパスは、九州道広川ICから山側の平野部を抜け、八女市中心街を避けて道の駅「たちばな」付近へ到達するルートです。11.4kmの壮大な計画で、中長距離移動車と生活交通が混在していた広川町・八女市街の国道3号の渋滞が緩和されます。

 また、このエリアは広大な低地になっており、大雨に大規模な冠水が起きやすい地域。被災時の物資輸送をしようがない事態も発生しており、緊急輸送ルートの確保が課題となっていました。

 さらに、福岡県内第2位の農産物出荷量を誇る八女市、工業団地の発達が進む広川町では、渋滞の影響をうけず製品出荷をおこなう需要が強まっています。

 これをうけ2019年に計画段階評価がはじまり、2022年に都市計画決定。2023年5月に事業化を果たしました。今後、測量と設計がおこなわれ、用地取得が進めば工事が始まっていきます。

【了】

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