「お寿司が食べられるLCC系」だと…? ANA系新航空「AirJapan」の機内食がスゴすぎた件 フルサービスもビックリの品質

ほかのメニューも体験 頼み方や注意点は?

「チキン南蛮丼 あけぼのタルタル添え」は、しば漬けが混ぜられたタルタルソースがかかったもので、チキンもやわらかく本格派の味。国内航空会社でも機内食で「チキン南蛮」がでることは一般的ですが、さすが有料なだけあって、クオリティはそれ以上かもしれません。

Large 02

拡大画像

機内食などを提供するAirJapanのCA(乗りものニュース編集部撮影)。

「五目中華あんかけ丼」はエビ野菜が入った中華風オムレツに甘辛あんがかかったもの。機内食ながら、卵が半熟状態に仕上がっており、トロトロ状態と具のシャキシャキ感にコントラストを持った食感が特徴的です。

 同社では、機内モニターがない代わりに、自分のスマートフォンやタブレットを用いて、同社が選定した動画などが見られるサービスを無料提供していますが、当日購入メニューはこの画面からオーダーする方式をとっており、注文後に決済端末を用いてクレジットカードで支払います。早朝時間帯ということもありましたが、注文から提供までの時間は18分で、システムなどが不調を来たしていない限り、長く待つことはなさそうです。

 なお当日事前購入メニューは日本発便の場合、出発の24時間前、バンコク発便は出発の33時間前にオーダーする必要があります。機内ではまず事前購入メニューの対象旅客に配膳を行ったのち、当日購入のサービスを開始する運用をとっていました。そのため、当日購入の場合は、買えるようになるまでの待ち時間が発生します。

 AirJapanの機内食は、「LCCレベルの食事」とは一線を画すクオリティとなっており、それどころか大手航空会社のエコノミーすら上回りそうな味をもつメニューも存在しました。またメニュー構成が豊富なことから、食べたいものを選べる楽しさもあります。当然機内食をつけても合計の運賃はフルサービスよりも低く抑えられるため、とくに日本の味が恋しくなる海外発便では、「コスパが良い」選択肢のひとつにもなりうるかもしれません。

【了】

【写真】機内食超えてきた! AirJapanの機内食をイッキ見

Writer: 松 稔生(航空ライター)

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。