横浜「上瀬谷ライン」を大幅変更!? さらに壮大な「南北新交通」計画へ鞍替え 瀬谷に“専用トンネル”整備
全ては「エキスポ後」のハナシ。
鉄軌道からバスへ 「上瀬谷ライン」じゃなくなる!
横浜市都市整備局は2024年2月13日、建築・都市整備・道路委員会を開催し、市西部に整備する「新たな交通」について発表しました。
同局によると、この計画は鉄軌道で計画されていた通称「上瀬谷ライン」の代わりになるものだそうです。それをさらに発展させ、より広域を結ぶ交通機関とする構想が披露されました。
「上瀬谷ライン」は、2027年3月に「GREEN×EXPO 2027」(横浜国際園芸博覧会)の開催が予定されている旧米軍上瀬谷通信施設地区(瀬谷区・旭区)と、最寄り駅になる相鉄線の瀬谷駅を結ぶ鉄道交通として計画されていましたが、2021年、事業参画を打診された横浜シーサイドラインが難色を示すなど、採算性や継続性から断念されていました。市はこの鉄道空白地帯におけるエキスポ終了後の恒久的な交通機関について、幅広い輸送システムを検討するとしていました。
そして今回、発表されたのが「次世代技術(自動運転・隊列走行)を活用したバス」による新たな輸送システムです。
まず、瀬谷~上瀬谷間において、道路混雑の影響を受けないバス専用の道路を整備し、連節バス(車体を2台つないだバス)が最大3台で隊列走行するシステムを構築、将来的には自動運転技術を導入するとしています。瀬谷駅前には地下にバスターミナルを設け、そこから上瀬谷方面へシールドトンネルによる専用道を設ける計画です。
さらに、これを南北へ延伸させ、南は泉区の立場駅(地下鉄ブルーライン)、いずみ中央駅(相鉄いずみ野線)、北は十日市場駅(JR横浜線)方面へつなげ、横浜市西部を南北に結び複数の鉄道路線を連絡する交通ネットワークを構築するとしています。具体的手法として、環状4号線(通称・海軍道路など)を活用しつつ、バス専用道を新たに整備するそうです。
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