ICOCAへ“完全乗り換え”します! 伊予鉄、独自の交通系ICカード20年の歴史に幕 JR線は?

比較的早くからICカードが存在しました。

伊予鉄「ICい~カード」廃止

 伊予鉄グループとJR西日本は2024年2月26日、ICカード乗車券「ICOCA」の利用エリアを伊予鉄電車・バス全線に拡大すると発表しました。

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伊予鉄の郊外電車。2025年3月からICOCAを利用できるようになる(乗りものニュース編集部撮影)。

 今年3月13日から、伊予鉄の市内電車および松山空港リムジンバスではICOCAの利用が始まります。1年後の2025年3月には、これを伊予鉄の鉄道全線・バス全線に拡大するということです。

 これに伴い、通勤・通学など全ての定期券はICOCAに移行するといいます。「ICOCA Web 定期券システム」を導入し、購入・更新などもスマホで完結できるようにするとのこと。

 また、ICOCAの導入拡大に伴い、伊予鉄独自のICカード乗車券「ICい~カード」は、2025年9月に全てのサービスを終了します。先立って通勤定期券の12か月定期については、2024年9月15日に発売終了。ICい~カードは中四国エリアでは比較的早く、2005年に導入された独自のICカード乗車券でした。

 なお、JR松山駅をはじめ松山エリアのJR線は、ICOCAなどの交通系ICカードに対応していません。JR四国によると現時点で導入予定はないということで、JR線はIC非対応という状況が続きそうです。

【了】

【20年で歴史に幕】ご当地「ICカード」とは?(画像)

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