これぞ90年代の首都圏駅! 発車メロディの“名作”2曲が千葉で限定復活したワケ JRに聞いた

JR東日本の発車メロディで“名曲”とされている『清流』『雲を友として』。首都圏の主要駅で聞けなくなって久しい今、千葉県の勝浦駅で限定復活しました。その理由をJRへ尋ねました。

首都圏からは2005年ごろに消滅

 2024年2月下旬、JR外房線の勝浦駅(千葉県勝浦市)で1日限り、かつて首都圏の駅で聞けた発車メロディが復刻されました。曲名は、1番線が『清流』、2・3番線が『雲を友として』。どちらもオカリナ奏者の宗次郎氏が作曲したもので、1990年代には山手線や京浜東北線、総武緩行線、常磐線、南武線の主要駅などで使用されました。

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1990年代の、JR東日本の駅イメージ。写真は池袋駅だが、ここでも発車メロディ『清流』『雲を友として』が使われていた(1990年11月、伊藤真悟撮影)。

 しかし、継続使用には楽曲使用料が発生するとのことで、2005(平成17)年ごろを最後に首都圏からは消滅。国鉄の分割民営化後、早い時期から採用された楽曲ということもあり、“音鉄”のあいだでは名曲とされています。

 それがこのたび、別のメロディが使用されている千葉県内の駅で突如、復活したわけです。経緯をJR東日本の千葉支社へ尋ねました。

――発車メロディを1日限定で復刻した理由は何でしょうか。

「最近では、普段ご利用されている列車も、昔のデザイン(塗装など)に復刻するという企画もあり、鉄道ファンのみならず、たくさんのお客さまに大変ご好評をいただいております。一方で、発車メロディも駅の音風景として耳なじみがあり、発車メロディと駅の情景が通勤や通学、旅行などの記憶と共に思い出されるものでもあります。そこで、『かつうらビッグひな祭り』の初日を飾る“おもてなし”の一環として、お客さまに特別感を味わっていただきたいと考え、1日限定で企画させて頂きました」

――『清流』『雲を友として』の2曲を選んだ理由は何でしょうか。

「主に1990年代に首都圏を中心に数多くの駅で使用されていた発車メロディですが、放送設備の更新などにより聞くことができなくなっておりました。当時通勤、通学、旅行などで当社をご利用されていたお客さまには、音風景としても耳なじみのある発車メロディであり、懐かしさを感じていただけるのではないかと考え、この2曲を選曲しました」

 なお前出の通り、この2曲には使用料がかかるとのことですが、勝浦駅では使用料を払ったうえで復刻したそうです。最後に、今後もこういった企画の予定があるか尋ねたところ、「現時点では予定をしておりません。様々な諸条件を考慮したうえで、今後もみなさまに喜んでいただける企画を検討してまいります」と話しました。

【了】

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