嘉手納基地「今日は航空機飛ばしません」なぜ? 理由が生活感MAXだった件 普段は常に発着状態

なぜ嘉手納基地は「沈黙」した?

 これらの日、実は沖縄県では県立高校項の入試が行われていたのです、

 航空関係者に向けた、空港などの運用状況を伝える通達ツール「NOTAM(ノータム)」にも、嘉手納基地にむけ「高校入試のため、(入試日を含む)3月5日から7日までは上級司令部の命令や医療上の緊急事態を除き出発やエンジン始動を行わないように」と要請が出されていました。

 ただし、基地に面して撮影・見学スポットとして名高い「道の駅かでな」に来た観光客や修学旅行の学生たちはそれを知りません。両日は雨交じりで雲も厚く低く張っていたために、訓練は天候により行われなかったと思った人たちもいました。

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2024年3月6日の嘉手納基地の様子(加賀幸雄撮影)。

 道の駅の展望台から静かになった嘉手納基地を見ると、P-8やKC-135空中給油機などの大型機は屋外に置かれているものの、戦闘機のほとんどはシェルターに入っていました。こうした光景を見ると、基地周辺に日常の生活を営んでいる人々がいることに目を向ける必要を改めて教えてくれます。

 その日常がある一方、米中の緊張も無視できぬものがあります。6日午後には、2023年11月から嘉手納基地での運用を始めた無人偵察機MQ-9が1機離陸していきました。プロペラ音は道の駅まで聞こえぬほど静かではありましたが、偵察と監視に休日はないことを示していました。

 高校の入試は、子供たちの将来を決めるのに重要なことは誰もがうなずくことです。そして、嘉手納基地の重要性も現状を鑑みれば、変わることはないでしょう。それだけに、今後も基地周辺の人々の日常に配慮して、訓練がなされることを切に望みます。

【了】

【写真】マジだ! 基地に出された「入試あるから静かに!」の指示

Writer: 加賀幸雄(旅行ライター)

日本各地の名産や景勝に興味があり、気ままに目的地を決めて2泊3日程度の 小旅行を楽しんでいる。

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