さらば名物スイッチバック 新潟駅「万代口バスターミナル」 閉鎖後に最後の体験イベント実施へ

3月30日(土)で閉鎖されます。

万代口ターミナルと南口ロータリーに分断されていた

Large 230222 nogizaka 01

拡大画像

新潟駅の万代口バスターミナル(乗りものニュース編集部撮影)。

 2024年3月30日(土)をもって閉鎖される、新潟駅の万代口バスターミナル。1958(昭和33)年の新潟駅移転にあわせて開設されましたが、バス停の先が行き止まりとなっている頭端式で、バスは発着時にスイッチバックします。2024年現在、これは全国でも珍しい光景です。

 閉鎖後の4月6日(土)午前11時からは、新潟交通およびJR東日本 新潟支社主催でイベントが開催されます。バスターミナルの今昔写真展示やバス・鉄道古物販売のほか、バスバック誘導体験(有料)、バス乗車体験などが行われます。特に乗車体験は万代口最後の発着となり、駅周辺を回遊したのちスイッチバックで万代口へ乗り入れます。主催者によると、万代口バスターミナルを使用したイベントの開催は、60年以上の歴史において最初で最後だそうです。

 3月31日(日)からは、JR駅の高架下に新バスターミナルが開業。地上駅に分断されていた南北バスターミナルは集約され、利便性が向上します。ひっきりなしにバス車両がやってきてはスイッチバックし出発する懐かしの光景は、いよいよ見納めです。

【了】

【懐かし写真】開業したころの万代口バスターミナル

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。