迫力欠ける…? 「プロペラ機でアクロバット飛行」なぜ今も多いのか これはこれで楽しいぞッ!
「プロペラ機の展示飛行」利点はどこ?
ことに、ルーレッツの4機編隊の周囲を2機の単独機がらせんを描くように追いかけて回る様子は、名前の通りルーレットの“くるくる感”すら覚えます。PC-21はP-51ムスタング戦闘機に近い高速を出せることも重ねると、第2次世界大戦中の空中戦のようでもあります。
こうした速度の低さは、これからアクロバットチームの写真を撮ろうと思っている人に向いているかもしれません。というのも、機体を追いかけやすいからです。プロペラ機で速度に慣れたうえで、ジェット機のアクロバット撮影に挑戦するのもいいでしょう。
また、年配者にとっては編隊で飛ぶプロペラの風切り音は懐かしく思えるでしょう。特に編隊で宙返りして飛び去る際のプロペラ音は、第2次世界大戦の空中戦が描かれた映画「トラ・トラ・トラ」「大空のサムライ」や「空軍大戦略」を思い出させます。
高速で迫力あるジェット機も魅力たっぷりですが、プロペラ機のアクロバット飛行も負けじと濃い中身があります。
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