「対戦車ミサイルが盗まれた!」驚愕の汚職が明らかに 数百万発の弾丸や銃火器も!? コロンビア
大統領は「汚職のせいだ」と発言。
なんと空対地ミサイルも37発紛失!
コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は2024年4月30日、軍の銃弾や手榴弾、ミサイルなどの弾薬が基地から多数盗まれた可能性があると明かしました。
この件は、軍事基地の査察で発覚。ペトロ大統領は公式X(旧Twitter)に「ミサイル2基、RPG弾頭500発、数十万個の手りゅう弾、数百万の5.56mm弾と7.62mm弾を含む200万近くの軍需品が、トレマイダ州とラグアヒラ州のわずか二つの軍事基地から盗まれた」と投稿しています。
ロイター通信によると、ペトロ大統領はこの件について「汚職のせい」と会見で述べています。一部の軍関係者が横流した疑いがあるようです。捜査はすでに進行中のようで、イワン・ベラスケス国防相は、すでに一部の役員を更迭したと明かしています。
これらの武器はコロンビア国内の武装組織に渡った可能性があるとのことで、ペトロ大統領は公式Xで「彼らは暴力と貪欲の傭兵であり、関与した軍高官、そして彼らの国内外のつながりを解明しなければならない」と発言しています。
なお、盗まれたミサイル2基に関しては、ロイター通信やイギリスの国営放送BBCなどによると、イスラエル製の「スパイク」対戦車ミサイルであると報じられています。
同ミサイルは装甲車などに搭載することも可能な赤外線誘導式のミサイルです。成型炸薬弾を二つ重ねたタンデム弾頭を備えることで、爆発反応装甲などを持つ主力戦車にも対応可能となっています。
また、ペトロ大統領は言及していませんでしたが、軍用機や軍用ヘリから発射可能な「ニムロッド」空対地ミサイルも37発紛失しているとのことです。
【了】
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