総火演で要注目?「陸自のトラック型自走砲」装てん装置の動き方ムービーで公開

装填装置がガチャガチャ動くのが面白い!

隊員目線で見られる醍醐味

 陸上自衛隊は2024年5月22日、公式YouTubeチャンネル「陸上自衛隊広報チャンネル」で、「私(陸自隊員)の見る世界#2」と題して19式装輪自走155mりゅう弾砲の射撃の様子を公開しました。

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射撃中の19式装輪自走155mmりゅう弾砲(画像:陸上自衛隊富士駐屯地)。

 これまでも、19式装輪自走155mmりゅう弾砲の射撃は動画公開されてきたものの、今回の映像では砲尾周りにおける砲班員の動きが間近で捉えられており、砲弾ならびに装薬の装填の様子を子細に見ることが可能です。また指揮を執る砲班長の声も聞こえるため、ある程度距離を取った位置から撮影していたこれまでの映像よりも臨場感を感じられるものになっていました。

 19式装輪自走155mmりゅう弾砲は、旧式化した牽引式火砲の155mmりゅう弾砲(FH70)を更新するために導入が進められている装備で、2023年8月から部隊配備が始まっています。ドイツ製8輪式大型トラックの荷台に、国産の日本製鋼所製155mmりゅう弾砲を搭載していることが特徴です。
 
 砲は既に導入されている「99式自走155mmりゅう弾砲」と基本的に同じ仕様であるため、射程や威力といった性能はほぼ同等で、砲弾や装薬も同じものが使用可能です。

 2024年5月26日(日)に開催される「令和6年度富士総合火力演習」においても射撃が披露される予定なので、演習終了後に公開される予定のインターネット動画で注目してみると面白いかもしれません。

【了】

【え、その角度で撃つの!?】激レア射撃姿勢を取る19式装輪自走155mmりゅう弾砲(写真)

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