ドシンと着陸→ンゴォォォォッ!!ってならない場合も? パイロット「逆噴射にもテクがある」

滑走路に着陸した旅客機は、大きな音を立てながら、エンジンカバーがパッカリと”割れて減速します。この要因が、エンジンの噴射方向を変える「逆噴射」というもの。しかし、この使い方にもテクニックがあるとパイロットは話します。

エンジンの噴射方向を変えて吹かす!

 滑走路に「ドシンっ」っという衝撃とともに着陸した旅客機は、さらに大きな音を立てて減速します。これは、エンジンの噴射方向を変える「逆噴射」を行っているためです。

 逆噴射のときは、多くの機種でエンジンカバーがパッカリと割れている様子が確認できます。しかし、この逆噴射、いつも同じように使用されているとは限らないようです。

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着陸するANA機(乗りものニュース編集部撮影)。

 通常ジェットエンジンは、前から取り込んだ空気を後ろに噴射し推力を得ますが、逆噴射のときは、後ろに噴射する気流がせき止められ、その空気がエンジンの「割れ目」から吹き出ます。このことで進行方向と反対側の力が機体に加わり、機体のスピードを落とすというわけです。

 しかしとあるパイロットによると、着陸後の制動は、逆噴射装置のほかにも、スポイラーと呼ばれる主翼上の減速装置、タイヤのブレーキ、機体そのものの抵抗などが用いられるといいます。そして、近年は、あえてこの逆噴射推力を小さく、つまりアイドル状態にとどめる「リバースアイドル」という手法を用いて、減速を図るケースもあるようです。

 これはどのような条件で行われるのでしょうか。

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