車で迷い込むとヤバいエリアの「道路用地」いよいよ変貌へ!? 東京の“木密地域”を貫く広い道 どこまで延びる?
東京都第三建設事務所は2025年8月、中野区で事業中の「補助227号線(大和町)」について、完成イメージや今後の工事予定などについて発表しました。
早稲田通りから続く「拡幅用地」いよいよ変貌へ
東京都第三建設事務所は2025年8月、中野区で事業中の「補助227号線(大和町)」について、完成イメージや今後の工事予定などについて発表しました。

この事業は、JR高円寺駅の北側、早稲田通りから北へ延びる「大和町中央道り」を拡幅するものです。現在、妙正寺川(川北橋)付近までの約700m区間で、道路脇に広い用地が確保されており、水道管や排水管の整備、電柱の仮移設、歩道の整備などが進められています。
今後、2026年春頃には、確保した用地を使って車線をやや東側に切り替え、西側の作業ヤードを確保する予定だそうです。
この周辺は古くからの住宅街で、極めて狭い迷路のような道に、クルマが入り込んで動けなくなるような姿も日常的に見られるエリアです。この事業は、木造住宅の密集地域、いわゆる「木密地域」の延焼防止や消火活動の円滑化を目的とした「特定整備路線」として進められています。
完成後は幅16mとなり、車道2車線の両側に自転車通行専用帯、街路樹、そして歩道を配したシンボリックな道になる予定です。
なお、妙正寺川以北は新青梅街道まで拡幅区間を延長すべく、西武新宿線(野方-井荻)の高架化とも対応ながら地元で検討が進んでいます。新青梅街道までつながると、そのまま練馬区の目白通りまで抜けられるようになります。
他方、早稲田通り以南はJR高円寺駅を貫いて青梅街道へ通じる計画ですが、商店街が形成されている高円寺駅北口周辺では、拡幅に対して強い反対も起きています。
コメント